一般的なドレン除去方法とその問題点従来は、コンプレッサのそばに冷凍式ドライヤーを設置してエアーを冷却(除湿)。エアー配管分岐後にエアーフィルタとともにレギュレータを設置するという、ドライヤーとフィルタの併用によるドレン(不純物)除去が一般的でした。
しかし、既存機器は「ドライヤーから末端の空圧機器までの配管が長くなると温度変化等の要因によるエアー配管内部の結露が避けられない。」、「フィルタは使用時間が長くなると性能劣化する。」、「各機械毎にある多数のフィルタ交換などメンテナンスが大変。」というのが実状です。
特殊衝突分離方式概説エアーとドレンの比重差新機軸の「特殊衝突分離方式」は、気体であるエアーと、液体や固体であるドレン(水滴・油分・塵埃など)の比重差に着目し、「衝突」と「遠心力」を活用した構造的方法によって、水分除去率99.99%(ほぼ100%)を永続的に発揮する画期的な新技術です。
可動部・フィルタ不使用フィルタ・乾燥剤・電源不要で可動部もない為、メンテナンス・ランニングコストが不要です。フィルタの目詰まりなどによる性能劣化がなく、初期の性能が永続的に維持できるのが最大の特長です。
水滴分離性能の比較
下図のとおりウェルエアーは、時間経過によって、空気流量が増加しても水分除去率が低下しないことを示しています。常にクリーンなエアーを空圧機器に供給し続けることが可能になりました。これはフィルタなどのエレメント類をいっさい使わず、また可動部分もないため、時間経過による性能劣化が起こらないからです。
ウェルエアー水分除去率テスト
累計流量[L/min] | 50~1200 |
圧力3・25・7kgf/cm2 | 99.99% |
参考・コンプレッサドレン一般細菌検査結果
対象検体 | 検査項目 | 結果 |
コンプレッサ内ドレン水 | 一般細菌数 | 22,000/ml |
ウェルエアーを通過させたエアーを1時間半バブリングさせた水 | 一般細菌数 (エアー内の細菌) | 4/ml (48時間培養) |
*検査方法は、上水試験方法(厚生省生活衛生局監修)に準拠。(財団法人 日本環境衛生センター調べ)*WELL AIRは、殺菌を行うものではありません。*水分除去率テストはWELL AIRの入口から水とインクを混合したものを、30cc/秒で100cc注入したもの。